リスニング学習をするときに、面白くない、興味のない音声ばかり聞いていると疲れてしまいますよね。
でも学習に必要なのは継続すること!
今回は洋楽を使って、英語学習を長続きさせるために効果とおすすめの洋楽をジャンル別に20曲ピックアップ。
・英語学習に使える洋楽
・洋楽を使って勉強する方法
をまとめています。
現在は英検1級、TOEIC965点を持っている私ですが、最初は勉強が続かなかったり、疲れてしまうことも多かったです。
そんな時に役に立ったのが洋楽での勉強。
私のおすすめの洋楽も入っているので、歌が好きな人、歌ってみたい人、リスニングを楽しくやってみたいひとはぜひ試してみてくださいね。
エリカも洋楽で英語勉強したの?
うん!問題解くのに飽きたらすぐ洋楽の歌詞印刷したやつ見ながら歌ったり、意味調べてたよ
へ~だからいっぱい歌知ってるんだねぇ
洋楽で英語リスニング学習がおすすめの理由
1. 日常言語と口語英語が学べる
洋楽は、教科書や本と違い日常的な言い回しがたくさん含まれています。
またその時代の流行りにのった口語表現も多く、本当に使われている英語を学べるのが利点。
2. 英語の音に慣れることが出来る
曲を聞くことによって発音、アクセントや英語のリズムに集中できます。
ただ読み方が分かってもイントネーションや正しい発音がわからないと会話はできません。
音楽を通して何度も聞くことで、英語の音自体にしっかりと慣れることが出来ます。
最初は、繋がって聞こえる音でも繰り返し歌詞を見ながら音を聞いていくと、ある時気付くときはまさにアハ体験!
1日では出来ないことでも続けた後に分かるとなかなか気持ちいいですよ~
3. 楽しみながらリスニング学習が出来る
英語の勉強が大変だと思っている人はたくさんいると思います。
重要なのは、その大変な道のりをいかに簡単に楽しくできるかです。
音楽や歌が好きな人にとっては洋楽はとてもいい教材であり趣味にもなります。
歌を覚えても意味がないと思う人もいるかもしれませんがそんなことはありません。
私も洋楽で覚えた単語や言い回しを使う機会は英会話のレッスンでも多いですし、ふとしたときにこの単語あの歌でみたなとか試験でも助かることもありました。
4. 洋楽でリスニング習慣を作れる
英語学習が難しいと思う理由は、毎日勉強するのが大変だからです。
やっぱり、疲れている日もあるし、気分が落ち込んでいる日もありますから、毎日勉強するってなかなかハードルが高いです。
そして私としては週末など必要な休みはしっかりとるべきだと考えています。
でも洋楽を聞くとなると、勉強と思わずにできるので、ちょっとした英語の時間を週末に足すことができます。
BGMとして聞いたり、歌詞を見ながら歌ったり、カラオケで試しに入れてみるのもいいですね。
参考書なしで、車を運転しているときや料理中でも場所や時間を選ばず聴けるのは大きなメリットとなります。
長く続けることが英語学習にはとても大事なことなので、退屈しないように自分の好きな曲を聞くようにしてください。
寝ている時に良く音楽聴こうかな これでペラペラだ
さすがに寝てる時に聴いただけじゃ無理・・・
5.洋楽は英語の文化を教えてくれる
音楽は英語圏の文化や、英語圏の人々がどのように考えて、どのように感じているかを理解する助けになります。
人気の曲を知っていれば会話のネタにもなります。
スラングなども多く含んでいる曲もありますが、それも文化の1つです。
日常的に使われている英語に身近で簡単に触れられる方法として洋楽を聴くことは最適です。
音楽で英語を勉強するための選曲ポイント
- 歌ってみたい洋楽
- 好きなリズムの洋楽
- 一般的な英語表現が多く使われている洋楽
- 英語の発音が聞き取りやすい洋楽
- 歌詞に出てくる単語に放送禁止用語や差別用語がないこと(explicitと書いてあるものは含まれているもの)
中学生向け 英語の勉強になる歌 5選
ディズニーの歌の魅力は、発音の聞き取りやすさ、歌いやすさ、語彙力の豊富さにあります。
子供から大人まで楽しめるように作られているので、洋楽で英語を学びたい人にはうってつけです。
1.Let it go
Idina Menzel(イディナ・メンゼル)が歌っている【アナと雪の女王】の主題歌【Let it go】は雪や孤独や自由に関する単語が多く出てきます。
過去形、過去分詞形が使われていたり、使い方がわかりにくいと言われる【let】を使った文章が多くでてきますよ。
2. A Whole New World
Bradley Kane(ブラッド・ケイン)とLea Salonga(リー・サロンガ)が歌う【アラジン】のデュエット曲です。
日本語版よりも語数がかなり多くバラエティに飛んだ語彙を覚えることが出来ます。
形容詞がたくさん出てくるので自然と形容詞と名詞のつながりを覚えることが出来ます。
3. When Will My Life Begin
Mandy Moore(マンディ・ムーア)の歌う【塔の上のラプンツェル】の曲です。
主人公のラプンツェルが塔の中で1日の生活について歌います。
絵を書く、掃除をする、髪をとかす、キャンドル作り、切り絵など授業であまり習わないような単語もでてくるので面白いですよ。
ちょっと早いので、速度を落として練習してもいいと思います。
4. Beauty and the Beast
Angela Langbury(アンジェラ・ランズベリー)の歌う【美女と野獣】の曲です。
繰り返しas as を使った同格表現などがでてきます。
ゆっくりとした曲なので歌詞も聞き取りやすく歌いやすいので初心者に向いていると思います。
5. You’ve Got a Friend in Me
Randy Newman(ランディ・ニューマン)の歌う【トイ・ストーリー】の主題歌です。
曲名にもなっているように過去分詞形が繰り返しでてきます。
You’ve got~の部分は単語と単語がつながって聞こえるところで日常英会話でもよくでてくるフレーズなので何度も聞いて歌って見ると良いと思います。
英語の勉強におすすめ洋楽15選
6.Top of the world
Carpenters(カーペンターズ)の歌う曲はどれも英語学習に良いのですが、Top of the world はリズムに乗りやすく速さも丁度いいので特に練習に向いていると思います。
単語と単語のつながりを歌う部分が多くリンクワードの発音やリスニングにぴったりです。
7. Waiting For Love
Avicii(アヴィーチー)のこの曲はみなさんどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。クラブ・ミュージックにも使われていますね。
歌うと歌詞や発音もはっきりと分かりやすく、新しい単語を学ぶのに適した歌なんです。
ノリノリで歌うと英語のリズムも覚えやすいのでぜひ踊りながら歌ってみてください。
8. Marry You
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)のこの曲はプロポーズソングとして一世風靡しました。
単語の最後を伸ばして終わる部分が多く、よく聞くと最後に子音の小さな音が聞こえます。
coolがクーにしか最初は聞こえないというのはよくある話ですが、この曲を聴いて真似すると単語の最後のほうがどんなふうな音になっているか分かるようになりますよ。
9. Call Me Maybe
Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)の曲です。
この曲はHere’s my number, so call me maybe(これが私の電話番号、もしよかったら電話して)と歌詞もカジュアルなポップソングなので日常的に使われている単語やフレーズが多く出てきます。
サビを聞けば、「ああ、あの曲ね。」と思い出すことでしょう。
10. Beautiful
Christina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)のこの曲は歌詞が細切れにならず、文章の部分が多いです。
簡単な文章を補足する部分があるので日常英会話に使えるところがあり、単語やフレーズも多いのでまるごと覚えることをおすすめします。
11. Stand by Me
Ben E.King(ベン・E・キング)の有名なスタンド・バイ・ミーはシンプルでどの言葉も覚えていて間違いのないものばかりです。
繰り返し歌詞がでてくるので歌うだけで重要基礎フレーズが覚えられます。
12. Hey Jude
The Beatles(ザ・ビートルズ)の曲はどの曲も語彙やフレーズや文法が短い曲が学べるのでおすすめです。
とくにHey Judeはmake it badやmake it betterなどitが頻出しますし、基本の重要動詞が多く出てくるのでとても勉強になります。
13. I just Call to Say I Love You
Stevie Wonderのラブソング。
【なんでもない日にI love youと言うために電話した】という歌詞なのですが、1年を通して使える単語や熟語が山ほど出てきます。
音楽もシンプルで覚えやすいので、すぐに覚えられると思います。
14.Someone like you
この曲はイギリス出身の歌手Adele(アデル)の失恋ソングです。
接続詞や日常英会話でよくでてくるlike~(~のような)が何度もでてきます。
イギリス英語をゆっくりと聞けるのでアメリカ英語の曲と少し違うなーと気づくかもしれません。
リスニングではイギリス英語もアメリカ英語も出てくるので、どちらの発音にもなれておくと便利です。
15. Roar
fireworksなどの曲で日本でも人気になったKaty Perryの曲。
roar(雄叫び)というタイトルの通り、落ち込んだりしても立ち上がろう!という内容を歌っています。
“I got the eye of the tiger, a fighter, dancing through the fire”などサビの部分の歌詞が英語らしい韻を踏んでいるのと、ボキャブラリーも標準的であり、歌詞がわかると元気をもらえる一曲です。
上級者向けの速い洋楽5選
16. Smooth Criminal
Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)の曲も非常に勉強になります。
歌い方は特徴的でありながらもすごく訛りがあるというわけではなく、強弱がしっかりしているのでアクセントがとてもわかり易いです。
17. Shape of You
Ed Sheeran(エド・シーラン)のこの曲は、ラップのように速い前半部分は歌詞なしでは聞き取ることが難しいかもしれません。
でも何度も歌詞に照らし合わせて聞いていると英語の発音の流れがよく分かると思います。
18. Just The Way You Are
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)のラブソングです。ing形やwouldが多く出てきます。
最初の部分はテンポが速く、単語のイントネーションを正しく掴まないといけません。
YouTubeでは音楽の速度も変えられるので速いと思ったら遅くしてチェックしてみて下さい。
19. Another Day of Sun
映画La La Land(ラ・ラ・ランド)の劇中歌です。LAの地名などが出てきます。
ミュージカルソングなので軽快でテンポも早く、少し息継ぎが大変な感じですが、英語の文章をどこで切るかが分かれば大丈夫です。
まずは聞いてみてどこで言葉が途切れて、どこがつながっているか確認してみましょう。
20. Canned Heat
Jamiroquai(ジャミロクワイ)の曲は語彙も豊富で適度に速いので流れるようにリスニングが出来ます。
目の前に歌詞があればしっかりと追うことが出来ると思うので、フレーズに注目して聞いてみて下さい。
洋楽で英語の勉強のやり方は?
勉強法1:歌詞を印刷してわからないところを調べる
私が中学生の時からやっている学習方法です。
かなり古典的ですが、自分が英検1級やTOEIC900点越えを取れたのもこうやって語彙力を高めたからだと本当に思います。
好きな曲の歌詞を印刷して、わからない単語の意味を調べたり、聞こえたとおりに音をカタカナで書くだけ。
そしてこの歌詞カードを見ながら何度も何度も歌を練習します。
また気付いたことがあれば書き込みをしてください!
これをファイルにしておけば、お気に入りの歌詞カード&英語ノートの完成です。
歌に出てくる単語は、日常生活や試験でも出てくることの多い単語なので、必ずどこかで役に立ちます!
勉強法2:チェックした部分に集中して聞きながら一緒に歌う
最初に発音などを調べるとそのカタカナよみにこだわってしまうときがあります。
聞こえたまま発音すれば問題ないので、そのままを発音しましょう。
発音を調べた後に違うなと思っても、聞いたまま発音している方が、実はネイティブ相手にはよく伝わります。
何度も聞いたり歌ったりしているうちに発音が板についてきて、しっかりと聞き取れるようになってくるので何度も繰り返し歌いましょう。
レイビー レイビー
let it beかな・・・
勉強法3:好きなフレーズは丸暗記
何度も歌っていると「おっ。このフレーズいいな」と思うことがあります。
そのまま音もフレーズも丸暗記してしまいましょう。
長文読解やリスニングでもそのフレーズに近いものがでてくると思います。その時にきっと歌詞がぱっと浮かんできますよ。
歌を何度も歌っていると、そのまま丸暗記出来ちゃうよね。
新しく覚えた単語などは英会話で実際に使うことが大切
英文法や英単語、英語フレーズなど新しく覚えたものがあっても使わなければ忘れます。
繰り返し問題を解いたり、実際の会話で使わなければ意味がないのです。
家にいながら英会話ので覚えたものを実践的に使う方法として、
- オンライン英会話
- スマホのアプリ
これらを活用して勉強することをおすすめします。