IELTSは日本でまだまだ受験する人数が多くありませんので、TOEICに比べて圧倒的に教材数が少ないです。
ただ、世界的には有名な英語検定ですので、海外のサイトの中には無料でIELTSの対策問題を公開しているサイトもあります。
今回は、実際に私が使って良かったと感じるオンライン教材を無料で利用できるお勧めのサイトを6つ紹介します!
無料で対策したいという人は、ぜひ最後まで見て参考にしてくださいね。
IELTSとはどんなテスト?
IELTSとは?
IELTS(アイエツル)とはInternational English Language Testing Systemの略で、英語熟練度を測る英語検定の1つです。
主にケンブリッジ大学英語検定機構によって運営されています。
IELTSの試験は、ライティング、リーディング、リスニングと面接官とのスピーキングの試験で構成されています。
採点は、1~9のスコアの段階評価があり、各スキルの個別バンドと総合評価としてのバンドスコアで示されます。
IELTSは何に使える?
世界で140カ国、合計10,000以上の機関が認定する試験で、世界で毎年約380万人が受験しています。
えぇ!そんなにたくさん。何のために受けるの?
海外留学の英語力証明や、イギリス・カナダ・オーストラリアへの海外移住申請にも使うことが出来ます。
日本でも大学入試に使われるようになってきてるよ!
IELTSはどこで受けられるの?
コンピューターで受けられるCD IELTSは東京・大阪で受けることが出来ます。
紙とえんぴつで受験するIELTSは全国15都道府県(札幌・仙台・東京・横浜/川崎、長野/松本、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡、熊本)で受けることが出来ます。
結構色んな所で受験できるんだね
IELTS 無料の過去問はある?
公式サイトに無料の練習問題がある
TOEICと同じで、【過去問】が乗っているものは実はないんです。
IELTSは、英検やTOEFLのように過去問を公開していません(2023年5月現在)
IELTSのサイトには無料の練習問題があるので、事前準備に使うことができます。
または、市販の参考書を買うか、IELTSの試験問題を作っている団体(Cambridge University Press)の出している公式の問題集を買う必要があります。
IELTSには公式の問題集がある
おっきな公式問題集があるんだよ~
IELTS 17 Academic Student’s Book with Answers with Audio with Resource Bank (IELTS Practice Tests)というIELTSの公式問題集の17冊目は、2022/7/21に発売された最新の問題集です。
最新のIELTS18は2023/7/31に発売予定で、現在予約受付中。
IELTS模試練習問題が無料で使えるサイト
【Road to IELTS】:アカデミック・ジェネラル両方に対応
【Road to IELTS】はアカデミックとジェネラル両方に対応した問題を解くことのできるサイトです。
4つのセクションに分かれているIELTSですが、こちらのサイトでは
Starting out⇒テストの前に知っておくべき内容の説明
Advice and Tutorials⇒テストを受けるうえでのアドバイスと、問題の解き方の説明
Practice Zone⇒IELTSの模擬テストに向けての練習
Test Practice⇒本番と同じような模擬テスト
に分かれています。
例えばリーディングのテストを受けるときには、このような表示がされます。テスト時間と同じ時間で問題を解いていきます。
テストが終わるとすぐにスコアが表示されるのでメモしておきましょう。
実際の試験と同じような感覚で問題を解けるので緊張します。しかしテスト自体に慣れることがとても重要なので、何度も受けてみてください。ペーパー式で受けたい場合は、ダウンロードできるようになっているので、最初にダウンロードして印刷して受けてください。
【Free IELTS practice tests】:ブリティッシュカウンシルが提供する問題集
【Free online IELTS Listening practice tests】はIELTSを運営しているブリティッシュカウンシルのメインページから、アクセスできる無料の問題をダウンロードできるページです。
リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能のテストを無料で受けることができます。公式サイトなので、問題に間違いなどもなくテストが本番のIELTSと似ているところがいいですね!
リスニングテストの一番下にアンサーシートがダウンロードできるようになっていて、こちらを印刷すれば問題を本物のような解答用紙で本番さながらの練習ができます。なのでまずは、Section1を開いて解答用紙を印刷するところから始めることをおすすめします。
リスニングのテストがPart4まで終わると最後に解答をダウンロードできるので、自分で答え合わせをします。
4つのジャンルのテストが2つづつある
4つのジャンルに分かれているIELTSのテストですが、このサイトでは各ジャンルで2回分のテストを受けることができます。アカデミックとジェネラルどちらもあるので自分に合ったものを選んで受けてみてください。
【Preparation for IELTS Exam】
【Preparation for IELTS Exam】は、IELTSに向けての対策問題や情報の集まったサイトです。無料でIELTSと同じような試験を受けることも可能です。
メインページから【Free IELTS Practice TESTS】に飛ぶと下の無料で受けられるIELTSのテストが出てきます。
この画像では3までしかありませんが、実際には13個もの模擬試験を無料で受けることができます。それぞれのセクションに分かれているので、まとめて受けることはできませんが無料でここまでたくさん問題があるサイトは中々ないのでとてもおすすめです。アンサーシートはないので、自分でノートを準備してから問題を解いていくといいと思います。
テストを受けた後に、自分で答えをチェックすることができます。【check answersをクリック】してその場でも可能ですが、全部受けた後に答え合わせをすると模擬試験のような感じで練習をすることが可能です。
リスニングにスクリプトがついてるのは嬉しいね
Preparation for IELTS:無料の練習用のページはこちら
【Writefix】:ライティング、スピーキングに特化!
【Writefix】はIELTSやTOEFLを受験するにあたってライティングとスピーキングの練習が必要な人に向けて作られています。
エッセイやスピーキングのセクションで何が学べるか一部ご紹介しますね。
議論を行うエッセイでは、まずはエッセイの構成の仕方、必要な単語、様々なトピックをどのように広げていくかの考え方などを説明してある記事があります。
トピックについて知らない、分からない、何を書けばいいかわからない!とライティングが苦手な人の助けになる内容も山ほどあります。
こちらはスピーキングに関する記事の一部です。スピーキングで出てくるグラフの読み方や、どのように説明をするかの例などが多く載っています。スピーキングでも、話し方の構成が重要なのですが、そこもしっかりと説明があります。
スピーキングでやってはいけないことも書いてあるので、非常にわかりやすいです。
他の人が書いたエッセイを読める
【Forum:Your Essay】では他のテストを受ける人たちが書いたエッセイが何百と載っています。現在フォーラム自体は終了しましたが、エッセイやコメントを見ることはできます。
【E2 Test Prep】:30日間無料で使える模擬テストと対策授業
30日間無料で、IELTSのメソッド授業や模擬試験(答えとサンプルアンサー付き)やテスト前に見ておきたい、キーワードリースとにトピックツールキットなどを使うことができます。
無料で30日って中々ないよね
ライブ授業では、IELTSのアカデミック、ジェネラル向けにスペリングのワークショップや、リーディング、スピーキングなどのレッスンが行われます。実際に講師が話しているのを聞くとかなり理解力も上がりますし、実践的な練習が可能です。
これだけの種類の学習ができます。スピーキングもパート1から3までカバーしているところは少ないので、とてもいいですね。有料のものになるとスピーキングとライティングに講師がついて、テストやフィードバックを得ることもできます。
【Exam English】
【Exam English】はIELTS、TOEFL、TOEIC、Cambridge Englishテストなど、様々な国際ESLテストの無料オンライン模擬問題を提供しています。
各セクションごとにテストと同じような形式の問題があります。リーディングとライティングはアカデミックとジェネラルに分かれているので自分が受けるほうを選んでください。
スピーキングではパート2の練習向けの問題が3つあります。
AcademicとGeneralのタブをクリックするとテストの内容の説明があります。
文法や単語対策もできる
このサイトでは重要な文法のおさらいや、必要な単語をリストにしてあります。学習方法も少し書いてあり、まるで参考書のようです。
文法は内容ごとに細かく分かれていて、クイズ形式で学習します。わからない場合は【explanation】をクリックすると使い方の説明や、良くある間違いなどがまとめてあるので確認してください。わかりやすい説明で、勉強になります。
アカデミックのボキャブラリーリストでは、学術的な文章でよく出る570単語をカバーしています。10のグループに分かれていて、ミニテストで覚えたかどうかを確かめることもできます。
IELTSが4~5、TOEICが550程度の人はB1、IELTSが5.5~6、TOEICが785程度の人はB2のボキャブラリーを使って学習に役立ててください。
ほかにもIELTSのリーディング(ジェネラル)、ライティングを学べるアプリをiOSとAndroid両方で提供してます。
最後に
以上、IELTSの対策問題が使えるサイト6選でした。
IELTSは、日本では教材の数や情報が少ないです。特に日本語てで書かれた参考書の数は限られています。
上記のような無料サイトを利用してIELTSをバッチリ対策していきましょう。
無料の英字新聞を使ってIELTS対策
IELTSの学習には無料の英字新聞などを使うことも出来ます。こちらの記事で無料で読める英字新聞サイトを紹介しているのでぜひ使ってみてください。
オンライン英会話スクールや無料アプリでIELTS対策
基礎的な英文法や英単語はアプリでも学習が可能です。オンライン英会話スクールでは、スピーキングの実践練習も気軽に行うことが出来ます。
様々な英語教材があるので、無料体験なども組み合わせて使えばかなりお得に学習を勧められるのでぜひ試してみてください!