キックアスって聞いたことありますか?
今日ご紹介する『kick ass』は動詞であり形容詞であり名詞!
様々な使い方が出来る便利な言葉なのですが、スラングなのでちょっと使い方が難しいかも?
この記事では、使い方や例文も紹介しているので、最後まで読めば必ず使えるようになりますよ!
【Kick ass】(キック・アス)はスラング
『kick ass/kick-ass(キック・アス)』は、アメリカやカナダで主に使われるスラングです。
決してきれいな言葉ではないということを先に行っておきます。映画の『キック・アス』も内容も含めてRestricted(R-指定)(17才以下は見ることが出来ない)の指定がしてあります。
【ass】(アス)はお尻のスラング
『ass』はお尻という意味です。しかしスラングできれいな言葉ではないので、『ケツ』というニュアンスです。
お尻を英語で表すには様々な単語がありますが、『butt(buttocks)』『bottom』『behind』などが主に使われます。
『bottom(ボトム)』『behind(ビハインド)』のどちらかを使えば間違いなし!
KICK ASS(キック・アス)様々なスラングの意味
『kick ass(キック・アス)』にはいくつも意味があります。使い方も動詞、形容詞、名詞とあるのでそれぞれの使い方を見ていきましょう。
『kick ass(キック・アス)』は『kick someone’s ass』という形でよく出てきます。
キックアスの意味1:(勝負に)勝つ
動詞で、『何か/誰かに決定的に勝つ』という意味があります。『kick someone’s ass』の形で使います。
A: You will kick my ass at painting competition. I’m not good at it. (きっと絵画展では君が勝負に勝つよ。私は得意じゃないから)
A: My bestfriend always kicks my ass at domino.(ドミノの勝負で私はいつも親友に負けるの/私の親友はいつも勝つ)
キックアスの意味2:(暴力で)やっつける
動詞で、『肉体的に攻撃する、やっつける』という意味があります。『kick someone’s ass』の形で使います。
A: I’m going to kick your ass!(お前をやっつけてやる!)
A: Next time I see him, I have to kick his ass.(次彼を見たら殴ってやらないといけないな)
キックアスの意味3:(仕事や学校で)良い成績を収める
動詞で、『とても効果的になる、成功する』といった意味があります。
A: Erika has been kicking ass with her new position at work.(エリカは職場の新しい立場でものすごくよくやってるよ)
A: We kicked ass on the math exam.(私達は数学の試験でいい成績を収めました)
A: That new strategy kicked ass.(新しい戦略は効果的だったよ)
キックアスの意味4:モチベーションをあげてもっと働かせる
動詞で、『相手に刺激を与えてやる気にさせる』という意味です。『kick someone’s ass』の形で使います。
A: I guess I have to kick everyone’s ass to get the work done by Monday.(月曜日までに仕事を終わらせるためにみんなのケツを叩かないといけないみたいだね)
キックアスの意味5:最高、素晴らしいものになる
動詞で、『最高、素晴らしいものになる』という意味です。
A: That movie kicked ass!(あの映画は最高だった!)
A: Last night’s show kicked ass.(昨日の夜のショーは素晴らしいものだった)
キックアスの意味6:素晴らしい、格別
この意味では『kick ass』が名詞として使われています。なので『kick-ass』と間にハイフンを入れて一つの言葉として使います。
A: Disneyland was the real kick-ass.(ディズニーランドは本当に格別だった)
A: Look at that kick-ass car.(あの素晴らしい車を見てよ)
【ass】は【butt】に変えても意味は通じる?
『I’m going to kick your ass!』なんて親の前いうと昔だったら口に石鹸を入れられてしまうくらい汚い言葉です。なので『ass』は『butt』という言葉に変えることがあります。
『I’m going to kick your ass』は『I’m going to kick your butt』になります。褒められた言葉ではありませんが、一応人前でも言える言葉になります。
『kick-ass』のように名詞や形容詞として使う場合は『butt』に変えられません。
『That was a kick-ass movie.』と名詞として使う場合は『That was a awesome movie』などと言い換えが必要です。
【kick ass】(キック・アス)はどこでも使える英語なの?
友人間では使える
音楽や映画、TVシリーズなどで頻繁に聞くことのある『kick ass』ですが、きっと何かしらの年齢制限がされているものだと思います。特にアメリカやカナダのインフォーマルな会話の中ではよく聞くことがあります。
気の置けない仲だと使ったりするわね
イギリスでは【ass】ではなく【arse】を使う
『ass』はイギリスではロバの別名として使われています。
『arse』はイギリスでいう『ケツ』です。この2つは意味を取り替えることは出来ません。
お尻の『arse』は『buttocks(イギリスではbum)』という意味ですが、『ass』は単にロバという意味です。
ロバが『ass』ってちょっと不思議な感じ。
【kick ass】は使う場所を選ぶ
たとえば『I’m going to kick his ass』と周りに人がいるところで言うとちょっと物騒ですね。周りに知らない人がいる場合は『I’m going to kick his butt』という方が無難です。聞いている人を不快にさせる心配もありませんし、意味も少し柔らかくなります。
書き言葉としてや、目上の人には絶対に使わないようにしてくださいね。
おわりに
ネイティブが会話の中で使うイディオムには様々なものがあります。
意味を知っておくだけでなく、どのような場面で使えるのか、また使ってはいけないのかというニュアンスを知っておくこともとても重要です。
英語には日本語よりも強い意味の『汚い言葉』が多く存在します。
そのような言葉が含まれている音楽や映画も日本より厳しく年齢制限や年齢指定がされています。
うっかり使ってしまうと良くないこともあるので、正しい意味や使い方を知って楽しい英会話ライフを送ってくださいね。
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