どんな試験でもかならずルールがあります。
でも皆さん禁止事項や注意事項に目を通していますか?
今回は知っておくべきTOEICの禁止事項や実際にどのようなことが起きるかをまとめたのでぜひ最後まで読んでください。
TOEIC問題用紙に書き込みはどの程度までいいの?
英検やTOEFL、IELTSでは問題用紙にメモや書き込みが可能です。(TOEFLは2017年より書き込みができるようになりました)
しかしTOEICでは、『問題用紙、ならびに解答用紙の所定の記入欄以外の書き込みは禁止』となっています。
TOEICで問題用紙に書き込み禁止のもの
・メモをとる
・線を引く
・〇、×、レ等の印をつける
これらの行為は全て『書き込み』に含まれていて、TOEICテストでは禁止されています。
TOEICでスラッシュの書き込みは?
長文問題を読む時に、スラッシュや()を書かないと読めないという人もいますが、TOEICのテストでは注意や警告、また退場を求められる場合があるので、書き込み無しで長文読解の練習を行う必要があります。
つまり書き込みは「どの程度」というより全面的に禁止ということか
ただしえんぴつで抑えながら読んで、少し後がついてしまった・・・くらいなら問題はないと思います。
TOEICで問題用紙に書き込みすると減点?
違反行為なのは分かりましたが実際に書き込みを行うとどのようなペナルティがあるのでしょうか。
- 試験官による注意・警告
- 試験途中での退場
- 手荷物の確認
- テストの採点をしない
- TOEIC運営協会・ETSのテスト受験資格を剥奪
- TOEIC運営協会・ETSのテストの過去のスコア無効
突然退場や受験資格の剥奪などということには、基本的にはなりません。
うっかり少しの書き込みをしてしまっただけで注意をされているところも、わたしは今の所見たことがありません。
ただ注意されても止めなかったり、反抗的な態度をとった場合は、注意・警告ですまない場合があります。
試験官の指示と決定は絶対なので、怪しい行動は慎んだほうがいいですね・・・。
TOEICで書き込みを注意されない時もある?
書き込みは注意されないこともあるのですが、それは試験官と書き込みの量次第。
少しなら見逃されるもしくは気付かれないこともあります。
ただしがっつり書き込んでいる人は目につくので、注意される可能性大!!
TOEIC問題用紙書き込みしちゃった!どうする?
うっかり書いてしまった程度なら、問題がない場合も多いようなので安心を!
試験管に注意された場合は、速やかに書き込みを辞めること。
いきなり退場というパターンはあまりないようですが、注意されても書き込みを続けていると途中退出を求められることも・・・。
TOEIC問題用紙に書き込み禁止はいつから?
TOEIC問題用紙への書き込み禁止は、実はTOEICのはじまった最初からです。
ただし昔は結構ゆるかったという人も多く、微妙に知られていないルールだったみたいです。
今はかなり厳しくなっていて、失格&退場になることもあるので十分気を付けてくださいね。
また書き込みありきの解答に慣れていると、本番で実力を発揮できなくなるので、学習方法にも注意が必要です。
TOEICでメモ禁止の理由とは?
カンニングと問題漏洩防止
テスト開発元のETSの基本方針により、これらをカンニングや試験問題の漏洩につながる行為として禁止しています。
引用:TOEICテスト公式サイト よくあるご質問
TOEICでは、同じ問題が将来のテストで使われる可能性もあるので、問題の漏洩は大問題なんです。
ビジネスシーンでの英語の実力をはかるため
TOEICは『ビジネス英語』の実力をはかるものであり、メモをあまり取れないビジネスシーンと同じような環境での英語力をはかるためにメモを禁止しているそうです。
テスト問題を解くというよりも、英語の実力をはかるということに注目して作られているようですね。
TOEICテストで禁止事項と注意点
TOEICテストでの禁止・注意事項一覧
TOEICの試験では書き込み以外にも様々な注意事項があります。
TOEIC試験問題の漏洩やカンニングに関する禁止事項
当然のことながらTOEICでは試験問題の漏洩、カンニング行為は禁止です。それに関連して細かい決まりがあります。
撮影・録画・録音・複写
SNSやメール等で解答のヒントを教えてもらう
携帯電話・ウェアラブル端末の使用
当たり前ですが、どんな試験でもカンニング行為は絶対に禁止です。そしてカンニング行為や漏洩行為と思われるような行為は避けなければいけません。
解答用紙の所定の部分以外への書き込み
問題用紙、解答用紙の持ち出し
先程も書いたように書き込みは禁止です。そして最後に問題用紙・解答用紙ともに回収されるので、持ち出すことは出来ません。
問題冊子は最後に数を数えて、合わない場合は荷物検査が行われることもあります。
試験開始前や修了後に問題を見る・解く
リスニング中にリーディングの問題を見る・解く
リーディング問題は量が多いので、時間内に終わらない人もいます。しかしリスニングの試験中にリーディングの問題を見たり、解くことは禁止されているので気をつけてください。
リスニングの途中で注意の紙を見せられてしまったら、リスニングどこではなくなってしまいますしね。
TOEICの一般的なマナーやルールに関する禁止事項
試験教室内での飲食(ガム・あめを含む)
暴力行為・迷惑行為・器物破損など
TOEICは試験後SNSなどでの問題漏洩も禁止
試験問題を第三者が閲覧・視聴可能な状態にすることは禁止
TOEICテストでは過去に出た問題をもう一度使う場合があります。
そのため問題集や問題の漏洩は固く禁じられています。
方法の如何を問わず、再現(英語での再現に限らない)された試験問題の全部もしくは一部または試験問題の概要を、インターネット・テレビ・ラジオ・メール・文書・講義その他の手段を用いて第三者が閲覧・視聴可能な状態におく行為
https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/guide02/prohibition.html
なのでもちろんTwitterなどで、試験後に問題を再現する行為なども禁じられています。
試験後は盛り上がって問題に関する話をしている人も多く見られますが、第三者が閲覧可能な状態にしておくと、運営側から注意が来る場合もあります。
TOEICテストの違反行為で退場になったケース
携帯・時計の着信音やアラームでの退場
少しの違反行為だと思っても、不可抗力であったとしても退場になる場合もあります。
携帯を鳴らすというのは一発退場になる場合が。カンニングや問題漏洩の可能性が大きくなってしまうからです。
迷惑音での退場
カンニングでの退場
暴力行為での退場
暴力行為などはもちろん論外です。試験の違反行為というよりも犯罪行為ですね。
まとめ
知らなかったでは済まされないTOEICの禁止事項についてまとめてみました。
書き込みは、試験管によって判断が分かれるのでちょっとした書き込みでもやめておいたほうが無難ですね。
線を引きながら読む癖がついている人は、すこしずつ線なしで読めるように変えていきましょう。
アプリでのリーディング学習は線をひこうにも引けないので、意外と練習におすすめですよ!
おわりに
せっかくTOEIC本番を迎えても、違反事項を知らずにテストを受けてしまうと、注意を受けたり最悪の場合は試験が受けられなくなってしまいます。
テストの最初の準備として、テストの出題内容だけでなく違反事項や注意事項もしっかりと確認する必要があります。
どんな試験でも公式サイトに乗っている禁止行為は必ず確認してから受けましょう!そして必ず携帯の電源は切りましょう・・・。