【A Bo’o’wo’wa】これはなにか分かりますか?
アメリカ人が面白がっていうイギリス発音の【A bottle of water】です。
ケンミンショーでも常に話題になる方言の違いのようですが、【アメリカ英語】と【イギリス英語】には更に大きな違いがあります。
今日はそこを徹底解説したいと思います。
このコツを知っていると、リスニングも楽になるのでぜひ最後まで見ていってくださいね!
【アメリカ英語】と【イギリス英語】の歴史
イギリスではロンドンの学者達がイギリス英語の辞書を作り、その頃アメリカではノア・ウェブスターという辞書編集者がアメリカ英語の辞書を作っていました。
文化的にも独立したぞ!というのを見せるためにもスペルを少し変えたんだって!
発音の違いは、イギリス移民がアメリカに到着した頃に起きました。【R】の発音を明確にするのが【アメリカ英語】。【イギリス英語】では【R】の発音はあまり強くありません。
イギリスの上流階級は、【イギリス英語】の発音を他の人と区別するために使い、そしてイギリスの民衆もそのおしゃれな発音をより真似するようになったので、最終的にイングランドの南では一般的なものとなりました。
【イギリス英語】と【アメリカ英語】のスペルの違い
アメリカ英語とイギリス英語では、単語によってはスペルの綴りが少し変わります。下記の例はほんの一部で、例をあげればキリがありません。
アメリカ英語とイギリス英語でスペルが違う英単語
一般的なスペルの違いを表にしてみました。日本では基本的にアメリカ英語を使用しているので、びっくりしますね。
イギリス英語 | アメリカ英語 |
---|---|
-oe-/-ae-(aeon, anaemia) | -e-(eon, anemia) |
-t(burnt, dreamt) | -ed(burned, dreamed) |
-ence(defence, pretence, licence) | -ense(defense, pretense, license) |
-ell-(travelled, cancelled, marvellous) | -el-(traveled, canceled, marvelous) |
-ise (appetiser, realise, organise) | -ize(appetizer, realize, organize) |
-l-(enrol, fulfil) | -ll-(enroll, fulfill) |
-ogue(catalogue, monologue) | -og(catalog, monolog) |
-ou (colour, flavour, humour) | -o (color, flavor, humor) |
-re (centre, fibre) | -er (center, fiber) |
-y-(tyre) | -i-(tire) |
上にも書いたこのスペルの違いは、アメリカの独立心の現れでもあります。
この頃はイギリスとアメリカは火花が散っているのが言葉の違いを通しても分かりますね。
アメリカでイギリス英語のスペルを使うのは間違い?
英語には、イギリス英語、アメリカ英語、カナダ英語、オーストラリ英語などがあります。ただ問題は、どちらかに統一する必要があります。
アメリカの学校でイギリス英語のスペルで書いても間違いにはならないかもしれませんが、その場合はすべてイギリス英語のスペルを使うこと。そしてまずは先生にテストの様式でスペル指定はあるか聞くことですね!
【イギリス英語】と【アメリカ英語】ボキャブラリーの違い
ボキャブラリーの違いは最も気づきやすい違いです。何百もの日常的に使われるボキャブラリーに違いがあります。イギリス英語の食べ物の単語などはフランス語から来ているものもあります。
意味 | イギリス英語 | アメリカ英語 |
---|---|---|
なすび | aubergine(アラビア語) | eggplant |
パクチー | coriander(フランス語) | cilantro(スペイン語) |
ズボン | trousers | pant |
アパート | flat | apartment |
ボンネット | bonnet | hood |
トランク | boot | trunk |
休暇 | holiday | vacation |
ポテトチップス | crisps | chips |
フライドポテト | chips | French fries |
ソーダ | fizzy drink | soda |
サッカー | football | soccer |
【イギリス英語】と【アメリカ英語】発音が違う単語
イギリス、アメリカともに様々なアクセントがあるので、単純な比較というのは難しいものです。アメリカには、有名なテキサス訛りやニューヨーク訛りがあり、イギリスにはロンドン訛り、マンチェスター訛り、グラスゴー訛りなどがあります。
今回は、一般的なイギリス英語とアメリカ英語を比較して違いを説明したいと思います。
【R】発音の違い
大きな違いは【R】をどのように発音するかです。イギリス英語では、【R】は単語の最初にある場合のみ発音されていることが多く、単語の中にあるものは発音しません。
アメリカ英語ではwater→ウォラー
イギリス英語ではwater→ウォタ
のように【R】がないように聞こえます
イギリス英語では舌のかたちも平坦ですが、アメリカ英語の発音の場合は舌を巻く動きをします。
【母音の長さ】の違い
例えば【darling】の発音では、イギリス英語の場合少し日本とにていて、ダーの部分が長くなります。
アメリカ英語ではダァリンと短くなります。
bar / heard/ caught/ need/ shoe
は違いの分かりやすい単語です。
アメリカ英語では、母音がより短く聞こえます。
【can/can’t】の発音の違いは有名だと思いますが、こちらもイギリス英語では【カーン】【カーントゥ】と母音の発音が長いです。
【イントネーション】の違い
イギリス英語とアメリカ英語の音はかなり違いますが、言葉の構成は基本的に似ています。
動画の中では【I really like the hat you’re wearing】のhigh fallそして次にupspeakのイントネーションで読まれます。違いを一度聞いてみてください。
【T】の発音の違い
【R】の発音とは逆です。【R】の場合はイギリス発音では最初以外は発音しません。【T】が単語の最後に来る場合はっきりと発音するのがイギリス英語です。
【out】はとてもいい例で、アメリカ英語では【アゥ(トゥ)】、イギリスでは【アゥトゥ】と最後をはっきりと発音します。
【water】でもイギリス英語でも【ウォタ】はTの発音はしっかり、Rの発音は消える、母音の発音は長め、と全てのイギリス英語の発音の要素が入っています。
【イギリス英語】と【アメリカ英語】文法の違い
前置詞の違い
イギリス英語 | アメリカ英語 |
---|---|
I’m going to a party at the weekend. | I’m going to a party on the weekend. |
What are doing at Thanksgiving? | What are you doing on Thanksgiving? |
Monday to Sunday. | Monday through Sunday. |
Call me on 123-4567 | Call me at 123-4567 |
I’m writing to Erika. | I’m writing Erika.(前置詞なし) |
これらの違いは一般的なルールです。ポップカルチャーなどを通してお互いの言語に影響を与えているので、アメリカ人でもイギリス英語の前置詞の使い方をする人もいます。
学校では間違いになるので、この辺もアメリカ英語ならアメリカ英語で統一しておきましょう。
過去形・過去完了系の違い
イギリス英語 | アメリカ英語 |
---|---|
got-got-got | got-got-gotten |
I’ve not got any information about the cat. | I haven’t gotten any information about the cat. |
I have just seen her. | I just saw her. |
Has she eaten yet? | Did she eat yet? |
一番最初の行では、動詞の変化がまず違います。アメリカ英語では完了形は【gotten】ですが、イギリスでは【got】です。
【gotten】は古くから存在していますが、イギリス英語ではずいぶん昔に使われなくなりました。
アメリカ英語で、最近起きたことを言う場合は【過去形】で表されることが多く、イギリス英語では【現在完了】で表されることが多い。
単数形・複数形
イギリス英語 | アメリカ英語 |
---|---|
PTA are doing everything they can for students. | PTA is doing everything it can for students. |
My team are winning. | My team is winning. |
My family are coming to visit. | My family is coming to visit. |
The Neko are a famous band. | The Neko is a famous band. |
これは【集合名詞】に対する考え方の違いです。例えば【team】はチームなので、複数人いるものです。イギリス英語ではグループのメンバー達を強調するために【are】と複数形のB動詞を使います。
アメリカ英語では逆で、グループとしての塊を強調する【is】などの単数形が使われます。
規則動詞・不規則動詞
原型 | イギリス英語 | アメリカ英語 |
---|---|---|
leap | leapt | leaped |
dream | dreamt | dreamed |
burn | burnt | burned |
learn | learnt | learned |
spoil | spoilt | spoiled |
不規則動詞は覚えるのが大変で中学校の時に苦労した人も多いのではないでしょうか?イギリス英語とアメリカ英語の違いは、書き言葉になった時により分かりやすくなります。
イギリス英語では多くの動詞が【不規則】になります。普通は【ed】を最後につけると過去形なのに、最後の部分が不規則に変化するものです。
【イギリス英語】と【アメリカ英語】の違いは面白い
【イギリス英語】と【アメリカ英語】は大阪弁と東京弁のような感じです。もちろん各国の中の方言でもこのような関係性があるものもあります。
このインスタグラムの動画ではイギリス人の発音をアメリカ人が面白おかしく茶化しています。短い動画で非常に分かりやすく違いを感じられるのでぜひ見てみてください。
【イギリス英語】の発音を学びたい人向けのYouTubeチャンネル
【イギリス英語】を学びたい人におすすめの本
リスニングには様々なアクセントの人が出てくる
日本では基本的に【アメリカ英語】の文法を基本的に習います。リスニングもアメリカ英語が多いですね。しかし世界中を見渡せば英語を話している人は、イギリスやアメリカだけではないことはすぐに分かると思います。
実際に使える英語を習得できるように、最近では様々な訛りのあるネイティブスピーカーをリスニングで採用しています
TOEICもアメリカ英語、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語、ニュージーランド英語と5カ国の英語をリスニングで使用しています。
TOEICのための学習をすると気軽に様々な発音に触れられるので、耳が鍛えられますよ。スタディサプリでは、TOEIC専用のプログラムもあり、無料体験も出来るので興味のある方は下の記事を参考にしてみてください。
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